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ドライブ便利帳
首都圏の高速道路
首都圏をとりまく高速道路の種類は実に様々です。
関東どこへドライブに行くにもこうした高速道路の存在は不可欠でしょう。
そこで主な高速道路について、その特徴や渋滞エリアをここでは紹介したいと思います。
首都高速中央環状線Highway.1
首都高速中央環状線は、新宿・渋谷・池袋・小菅などの副都心エリアを環状に連絡し、都心の高速道路ネットワークの機能強化のために建設されている首都高速道路の路線です。
具体的に挙げれば品川区の多いJCTから渋谷区・中野区・新宿区・豊島区・板橋区・北区・足立区・葛飾区を経由し、江戸川区の葛西JCTを指します。
2014年に中央環状品川線が開通予定で、現在建設中の大井JCTから大橋JCTが完成すれば中央環状線が全線開通する事になります。
- ●自動速度取締機
- 西池袋から中野長者橋間に設置されていて、付近がカーブのため、ほとんどの車輛が減速します。
内回りでは直線からカーブにさしかかるポイントに設置されているので注意が必要です。 - ●渋滞ポイント
- 小菅JCTと堀切JCTの間は6号三郷線、6号向島セント中央環状線が重複しているため、この区間の混雑は激しく湾岸線の辰巳JCT~葛西JCTに次いで首都高速第2位の混雑区間となっています。
また、大橋JCT~熊野町JCT間にあるトンネルが長いことから、危険物積載車輛の運行が禁じられています。
中央自動車道(中央高速、中央道)Highway.2
東京都と山梨富士吉田市、兵庫県西宮市、長野県長野市を連絡する国土開発幹線自動車道のうち、東京都杉並区と富士吉田市、愛知県小牧市を結ぶ高速自動車国道のことを指します。
旧街道の甲州街道と中山道に沿う形で整備されました。
首都圏の9放射方向の高速道路のうち、都心部・首都高速道路新宿線と接続する区間が4車線あるため、深刻な渋滞が発生する事でも有名です。
しかも沿線には相模湖や河口湖といったリゾート地が多いことから平日と週末の利用車数の差が大きく、観光シーズンの土曜・日曜の渋滞が他路線より目立つのが特徴です。
- ●渋滞ポイント
- 高井戸IC~八王子ICは平日、休日を問わず交通量が非常に多く、八王子ICより東は平日でも渋滞が多発します。年末年始の帰省ラッシュや春・夏休みになると必ず約30~60kmの渋滞が発生することでも有名です。
主な渋滞ポイントは
①高井戸IC、烏山トンネル、調布IC、国立府中IC、府中バス停、深大寺バス停、日野バス停、稲城IC、
三鷹料金所、八王子料金所付近(上下線)
②元八王子バス停~相模湖IC(上下線)
③上野原IC(上り線)
④笹子トンネル(上り線) - ●SA、PA
- 中央道は全区間を通して交通量が多いため、座光寺PAを除くすべてのSA、PAに売店を完備しています。
SAの全部にガソリンスタンドやレストランもあり、PAでもガソリンスタンドを設置しているところが何ヶ所かあります。
東京外かく環状道路(外環道)Highway.3
外環は、都心部からの放射道路を相互に連絡して、都心方向に集中する交通を分散するとともに、都心部の通過交通をバイパスさせる役割を担い、都心の渋滞緩和や環境の改善をはかる目的で計画されました。
そのため、他の高速道路への中継ポイントとして利用する人達が多いのです。
現在開通しているのは自動車専用部(高速道路)の大泉JCTから三郷南ICまでの区間と、一般部(一般道路)の和光市から松戸市までの区間。
2015年には三郷南ICから市川JCTが開通予定。
今のところ距離が短いこともあり、現時点では休憩施設は新倉PAのみとなっています。
東京都外かく環状道路とは道路名なので、高速自動車国道の路線名とは異なります。
正しくは複数の高速自動車国道の一部です。
ちなみに属しているのは中央自動車道(東名JCT~中央JCT)、関越自動車道(中央JCT~大泉JCT)、東北縦貫自動車道(大泉JCT~川口JCT)、常磐自動車道(川口JCT~三郷JCT)、東関東自動車道水戸線(三郷JCT~高谷JCT)なります。
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)Highway.4
首都圏中央連絡自動車道(以下、圏央道)は、都心から半径およそ40~60kmの位置に計画された、延長約300kmの高規格幹線道路です。
圏央道は横浜、厚木、八王子、川越、つくば、成田、木更津などの都市を連絡し、東京湾アクアライン、東京外かく環状道路等と一体となって首都圏の広域的な幹線道路網を形成する首都圏3環状道路の、一番外側に位置する環状道路として計画されました。
この圏央道は、首都圏の道路交通の円滑化、環境改善、沿線都市間の連絡強化、地域づくり支援、災害時の代替路としての機能など多くの役割を担うため、現在も建設中です。
現時点では茅ヶ崎JCT~寒川北IC、海老名JCT~相模原愛川IC、高尾山IC~桶川北本IC、白岡菖蒲IC~久喜白岡JCT、つくば中央IC~稲敷IC、木更津東IC~木更津JCTが開通しています。
東名高速道路(東名高速、東名)Highway.5
東京都世田谷区の東京ICから神奈川県、静岡県を経由し、愛知県小牧市の小牧ICへ辿り着く高速道路です。
中央自動車道、名神高速道路、新東名高速道路、新名神高速道路、東名阪自動車道、西名阪自動車道とともに、東京23区付近から名古屋付近を経由し、大阪へと繋がる日本の大動脈です。
東京IC~厚木ICは大都市近郊区間なので普通区間に比べ通行料が割引になっています。
東京ICから小牧ICまでの直線距離は248.4kmなのに対し、東名の延長距離は346.8km。
これは98kmも迂回経路があるということになります。
- ●渋滞ポイント
- 小田原厚木道路や保土ヶ谷バイパスといった利用の多い接続路線からの車が集中する横浜町田IC~厚木IC、伊勢湾岸堂・東海環状道からの合流、分岐で交通量が激増する岡崎IC~豊田JCTが特に交通量が多いため、毎日朝夕渋滞します。
他に横浜町田IC~厚木ICの大和トンネル付近、綾瀬バス停付近を先頭とする渋滞は有名。 - ●SA、PA
- 東名は全区間が長いこと、交通量が多いこともあり、海岸部で設置場所がない由比PAを除き、すべてのSA、PAに売店があります。ガソリンスタンドはすべてのSAに設置されていて、レストランはすべてのSAと港北PA下り線、日本平PAにあります。
また電気自動車用の急速充電器設備はすべてのSAに設置されているものの、利用には事前登録が必要なので手続きをしておきましょう。