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車検の基礎知識
自動車損害賠償責任保険証明書解説
「自動車損害賠償責任保険証明書」とは、自動車(軽自動車・バイク、原付も含む)の持ち主が必ず加入しなければならない「自賠責保険」の保険証のことです。「自賠責保険」は自動車を運行中に他人にけがをさせたり、死亡させたりした場合の対人賠償事故を補償。対人にのみ損害を補償する保険で、対物や運転者自身のケガは補償適用外です。
自賠責保険の加入ドライバーの義務。未加入者には1年以下の懲役または50万円以下の罰金、さらに違反点数6点と大変厳しい罰則が設けられています。また、自動車に積んでいないだけでも30万円以下の罰金が定められているので、必ず車内に積んでおきましょう。
なお、車検対象自動車の場合、自賠責保険の保険期間が車検有効期間をカバー(車検有効期間より1日でも多く保険に加入)していなければ車検証の交付を受けることができません。車検や新規登録を行う場合は、新しい自賠責保険の加入が必要になります。
車検に欠かせない「自動車損害賠償責任保険証明書」Point.1
運輸支局で車検や各種手続きを行う際、「自賠責保険」にしっかりと加入しているかの確認がなされます。その際に加入を証明するのが、「自動車損害賠償責任保険証明書」です。その際にもし、「自動車損害賠償責任保険証明書」に記載ミスや漏れがあると自賠責保険に未加入と同等の扱いとなり、車検証の交付を受けられません。その場合、加入中の保険会社に「自動車損害賠償責任保険証明書」を訂正してもらい、再度運輸支局へ提示を行えば、新しい車検証の交付を受けられます。また車検の前には、手元の「自動車損害賠償責任保険証明書」に記載ミスや漏れがないかを予め確認する必要があります。
<車検前に確認すべきこと>
①「車台番号」という欄に記載された車台番号が、車検証記載の車台番号と相違がないか。
②「保険期間」という欄に記載された保険期間が、誤字なく正しく記載されているか。
③「保険料収納済印」という欄に、保険会社の収納済印(またはそれに代わる記載)が押されているか
※自分で新たな自賠責保険に加入する場合は、保険期間が新たに取る車検有効期間を必ずカバー(車検有効期間より1日でも多く保険に加入)するように加入しなければならない。
上記の箇所に記載ミスや漏れがあったり、収納済印が押されていなかったりすると、手続きを受け付けてもらえないばかりか、万一の際に保険がおりないなどのトラブルに。記載ミスや漏れが見つかった場合は、速やかに保険会社に連絡を行って下さい。なお、車検や各種手続きの際に車検証記載の氏名・住所と「自動車損害賠償責任保険証明書」に記載の氏名・住所が相違していても問題はありません。