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海外の主な自動車メーカー
中国の自動車メーカー
中国は世界最大の自動車市場を形成しています。
1990年代以降、中国経済の発展に伴い自動車産業は急速に発展してきました。
そして2009年には、国内市場の需要の拡大によって、自動車生産台数世界一だった日本を抜きました。
中国の自動車メーカーの特徴として、海外メーカーとの合弁企業が多い事が挙げられます。
これは、中国では輸入車に高い関税が課せられるためで、中国で販売を伸ばすには現地生産が最も有効な手段です。
しかし、現地生産を行うには、中国政府の方針により、中国の自動車メーカーとの間で出資比率50:50の合弁企業を設立することが義務付けられているのです。
中国第一汽車集団公司(ちゅうごくだいいちきしゃ)
1953年にロシアの自動車メーカー・ジル支援によっての設立された中国最初の自動車メーカーです。
上海汽車、東風汽車と並ぶ中国の国有の三大自動車製造企業グループのひとつで、中国自動車メーカーの「ビッグ5」の内の1社。
軍用のトラックを多く生産していたが、現在ではセダンなども多く生産しています。
代表車種Representative modelst
現在は、提携終了。
上海汽車工業(集団)総公司(しゃんはいきしゃこうぎょう(しゅうだん)そうこうし)
1958年に最初の自動車である「鳳凰」の試作に成功し、1964年に上海・SH76と改名され、1991年までの長期間にわたって生産されていました。
現在中国国内では、民族系メーカーと呼ばれる民間及び地方政府経営の自動車メーカーを中心に自社ブランド・自主開発の車種が増えつつあります。
一部は欧州や東南アジアに輸出もされていますが、上海汽車は自主ブランドブームに最も慎重といわれ、現在も外資との合弁に専念しています。
東風汽車公司 (とうふうきしゃこうし)
1968年に毛沢東によって、1969年に内陸部の湖北省十堰市に設立されました。1992年に製造しているトラックのブランド名から東風汽車公司へ改名。
工場は現在湖北省の十堰市・襄陽市・武漢市および広東省に多く立地しており、各地でバス、トラック、乗用車を生産しています。
代表車種Representative modelst
長安汽車(ちょうあんきしゃ)
1862年1月に上海市で李鴻章によって設立されました。
1957年にはジープの製造を開始し、自動車分野への参入を開始しました。
その後、1984年にスズキと提携を開始し、1993年にはにはスズキと合同で、長安鈴木汽車を設立しました。
2001年にはフォードと合弁で長安福特汽車を設立しています。
代表車種Representative modelst
排気ガスゼロで低エネルギー消費、高性能が特徴です。
奇瑞汽車(きずいきしゃ、チェリー自動車)
安徽省および同省蕪湖市政府の出資によって1997年に設立しました。会長兼社長は尹同耀(ユン・トンヤオ)。中国自動車工業協会(中国語表記:中国汽車工業協会)の統計で、自主ブランドメーカーとしては中国国内で最多の販売実績を持っています。
奇瑞の英語表記はCheryは英語の単語の「Cheery」が由来となっています。
奇瑞の「奇」は中国では「とりわけ」という意味があり、「瑞」には「万事めでたく順調」の意味がある。
合わせると「とりわけ万事めでたく順調」という意味になります。また自主ブランドメーカーとして、最も早く製品の海外輸出を始めているのも特徴です。