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車を長く乗ろう!
お金をかけない方法
お金をかけない方法
車を維持するためには、様々な支出が不可欠となります。 ガソリン代、車検代、メンテナンス代や故障した場合には修理代、任意保険代。そして自動車取得税や自動車税、重量税等の各種税金は一律で定められています。
燃費Point.1
車の運転で日々かかるガソリン代は近年の原油価格の高騰を受けて、大きな出費になってきていますが、同じ排気量であっても、一昔前に比べ今の車の燃費性能は格段に向上しています。
また、電気モーターとエンジンを組み合わせた「ハイブリットカー(HV)」(例:トヨタのプリウス)やガソリンを必要としない電気で駆動する「電気自動車(EV)」(例:日産のリーフ)の登場により、毎月のガソリン代を安く抑えることができるようになっています。
ハイブリットカーも電気自動車も、もともと購入価格自体が高価なものでしたが、近年では燃費性能もアップしながらガソリン車と同じくらいまでに価格が抑えられたものも登場してきています。
保険料Point.2
保険料は各保険会社により異なります。保険内容は勿論、走行距離や年齢条件など自分に合った条件を設けている保険会社を選ぶことで保険料を安くできる可能性があります。
まずは『車両保険』を見直してみましょう。『車両保険』には一般タイプ、エコノミータイプが設けられているのが主流です。一般タイプは、車対車の事故・単独事故・盗難・自然災害など幅広く補償するもので、エコノミータイプは、車対車の事故による損害の場合だけ補償するものです。保険会社によってはさらに上級のタイプや、一般タイプから単独事故や当て逃げを除いた内容を補償するエコノミー+Aタイプも用意されています。車の年数が経過してしまったもの、車両価値が高くないものの場合はエコノミーを選択すれば保険料は安くなります。また、車両保険を無くすことも可能ですが、その場合は単独事故や盗難などの補償が一切出ず自己負担となりますので、ご注意下さい。
さらに、『運転者限定条件』を確認してみましょう。保険料が高い順でみると、限定条件なし、家族のみ限定、夫婦のみ、本人のみとなっていますので、自分以外または家族以外は運転しないという場合には保険料が安くなります。ただし、『運転者限定条件』にて限定した人の運転時の補償となりますので、それ以外の人の運転時は保険金が支払われませんので、ご注意下さい。
その他、オリジナルの制度を導入して保険料を安く抑える保険会社もあり、「年齢条件」、「走行距離」、「優良ドライバー割引」などの割引があります。
保険の更新時期が近づきましたら、一括見積もりが出来るインターネットのサイトなどを利用して他社の保険料を計算してみましょう。保険料の計算に使用する料率は会社ごとに異なりますので、契約中のものより安い保険会社が見つかる可能性は十分にあります。
特に自動車保険は事故が起きた際、絶対に必要になります。無謀な条件を設定したり、無闇に補償額を安くしたりするのは万一の時の保険金支払いに影響してしまいますので、くれぐれも注意が必要です。
各種税金Point.3
近年はエコカー減税などの税金優遇措置も選択可能ですが、対象車や減税率はやはり限られたものになります。
自動車取得税
新車・中古車に関わらず自動車を購入する際、その取得者に対して課される税金で、都道府県税にあたり各都道府県に申告・納税します。納税額は、自家用自動車が取得価額の5%、営業用自動車が取得価額の3%、軽自動車が取得価額の3%です。新車の場合は自動車と一体となっている付加物(エアコン・オーディオ等)も取得価額に含まれます。
自動車税
毎年4月1日現在の自動車の保有者に対して課される税金で、自動車税は都道府県税、軽自動車税は市町村税にあたります。税額は、自動車の種類(乗用車・トラック・軽自動車)、用途(自家用・業務用)、排気量などにより決まります。
重量税
新規登録(新車購入)時と車検の際に、自動車の重量等に応じて課される税金です。国税にあたり、国に対して申告・納税します。
その他Point.4
それ以外であれば、今乗っている車の整備代や消耗部品代を抑え、さらに故障などの突発的な出費を防ぐことが、いわゆるランニングコストを最小限に抑える方法ではないでしょうか。
車はある程度乗り続ければ、故障が出てきたり部品交換が必要となったりします。
その際、プロに依頼すると修理代・メンテナンス代が発生します。
従って、できるだけ自分で出来る範囲のことは自分で行うことが、基本になります。
車のタイヤがパンクしたら、車屋を呼びスペアタイヤに交換してもらう。よく聞く話ですが、タイヤの交換くらいは自分で出来るようにしましょう。
車で出かける前に自分でタイヤの摩耗度をチェックしたり、ガソリン給油の際にチェックしてもらったり、日頃から気をつけることも大事です。
また選択肢としてランフラットタイヤもあります。
マフラーとタイヤは車の整備消耗部品の中で一番高価なものです。オークションなどで中古のマフラーを購入し、スペアを用意しておくと良いでしょう。車検時の交換などで新品のマフラーに変えて3万円かかった、など割高になってしまうものです。
タイヤは安くても性能の良い物が沢山ありますが、必ず新品を購入しましょう。
またこまめな手入れも心掛けましょう。洗車ワックスがけ、掃除、オイル交換が大切です。定期的な点検で「故障する前に交換する」ことが、無駄な出費を防ぐことにつながります。
乱暴な運転を控え、事故を起こさないことは勿論、スピードを抑え負荷をかけすぎないように気をつけましょう。急加速、急ブレーキは禁物です。
太陽に当てない、雨風にさらさないよう、車を車庫に入れて保管するのは最低限のことでしょう。